Photoshopもレイヤーセットを入れ子にできるようになって随分便利になりました。
しかしその反面、レイヤー数が増え、構造が複雑になるに従って、目当てのレイヤーを見失いがちです。
入り組んだレイヤー群:
上の例は、このマニュアルのスクリーンショット画像を管理するPSDドキュメントのレイヤー群です。
「素材書き出し.jsx」で出力できるように整理しているため、独特なツリー構造になっています。
ここで「example3」という文字列を含んだ名前のレイヤーを探してみたいと思います。
設定ダイアログ:
検索結果:
「search¥//レイヤー検索」というレイヤーセット内からは見つかりませんでした。
そこで、検索範囲をもっと広げてみようと思います。※1
検索範囲を拡大:
これで全レイヤーを検索するようになりました。
検索結果:
「example3」を含む名前のレイヤーセット見つかりました。
発見されたレイヤーが存在するレイヤーセットの階層も表示されるので、そこを開いて見てみましょう。
発見されたレイヤー:
「color¥//色管理」というレイヤーセットを開いてみると、「example3//色見本作成例」というレイヤーセットが発見され、選択状態になっていました。
このように、どこかに埋もれてしまったレイヤーを探したい時に重宝するスクリプトとなっています。
設定ダイアログ:
全体を検索対象にする | 最上階層から全レイヤーセット内まで、くまなく探します。 その分時間もかかります。 |
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検索範囲 | 検索の範囲です。 「全体を検索対象にする」設定でない場合、現在アクティブなレイヤーが所属する親範囲(最上階層、または現在のレイヤーセット内)を表しています。 |
レイヤー名(検索条件) | 検索条件を入力します。 この条件にマッチする名前のレイヤーが発見されます。 上から探して最初に見つかったものが発見レイヤーとなります。 |
検索対象 | 「レイヤー及びレイヤーセット」 「レイヤーのみ」 「レイヤセットのみ」 と検索対象の種類を絞り込みます。 |
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レイヤー名完全一致 | 検索条件とまったく同じ名前のレイヤーのみを探します。 アルファベットの大文字と小文字も区別するようになります。 |
正規表現を使用 | 検索条件に、JavaScriptの正規表現を使用できます。 よくわからない方は無効にしたままにしておいて下さい。 |
サブレイヤーセット内も検索 | 検索範囲内にあるレイヤーセットの中も探します。 |
表示レイヤーのみ対象にする | レイヤーが可視状態でなければ検索にヒットしなくなります。 |
(進行状況) | 横長の棒は、検索の進行状況を表すプログレスバーです。 |
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【OK】 | スクリプト処理を実行します。 |
【キャンセル】 | スクリプトを中止します。変更した設定は保存されずに破棄されます。 |
【適用】 | 変更した設定を保存します。 |
【初期化】 | 変更した設定をすべて初期値に戻します。 |