ここでは『差分管理.jsx』を使って抽出した統合レイヤー群を例に取ります。
1つのレイヤーにつき1枚のサンプル画像が入っています。
各差分パターン分の統合レイヤー:
これをこのスクリプトにかけてみましょう。
敷き詰める方向を横にして実行してみます。
横に整列する設定:
各レイヤーを一覧化した新規ドキュメント:
各レイヤーを順番に並べた統合画像が新規ドキュメントに生成されました。
上の画面は小さいですが、各画像の大きさは原寸と同じです。
実はこのスクリプトは、レイヤーセット内のレイヤーがあると、それを整列方向と逆向きに追加していく特性があります。
そうする事で縦横に敷き詰めたサンプル画像が作成できますので、今回はそれを作ってみましょう。
前回の差分抽出画像を『レイヤー分類.jsx』を使ってレイヤーセット毎に振り分けました。これで準備完了です。
レイヤーセットに分類して"<list>"テキストレイヤーも用意:
また、"<list>"という名前のテキストレイヤーがある場合、その設定に従って各レイヤー画像にレイヤー名を埋め込みます。
ここでは"<list>"の文字設定を左揃え・太字・白色にし、レイヤースタイルで黒縁をつけてみました。
設定ダイアログ:
名前つきで縦横に敷き詰められた新規ドキュメント:
各レイヤー画像にレイヤー名が入り、それがレイヤーセット毎に敷き詰められました。
このようにたくさんの画像パターンを一望したい時に手軽に実現できます。
同様のものとしてPhotoshopにもコンタクトシートという一覧作成機能がありますが、そちらはファイル単位にしか対応していません。
本スクリプトライブラリは画像をレイヤー単位で扱う事が多いので、それらとの連携にはこちらのスクリプトの方が便利な事が多いでしょう。
設定ダイアログ:
横に整列 | レイヤーを「上→下」の順に「左→右」へと並べていきます。 |
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縦に整列 | レイヤーを「上→下」の順に「上→下」へと並べていきます。 |
レイヤー名を埋め込む | "<list>"という名前のテキストレイヤー設定に従って各レイヤーの名前を画像に埋め込みます。 "<list>"レイヤーが存在しなければレイヤー名は入りません。 |
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表示レイヤーのみ 対象にする | 可視状態のレイヤーだけを一覧化します。 |
抽出結果のPSDファイルを 同フォルダに保存 | 元のドキュメントと同じフォルダに「"整列結果[*].psd"」という名前で抽出結果を保存します。"*"部分には元ドキュメント名が入ります。 元が未保存ドキュメントだった場合、マイドキュメントに保存されます。 |
確認ダイアログを表示 | 実行前後に確認ダイアログを表示して処理をキャンセル可能にします。 |
【OK】 | スクリプト処理を実行します。 |
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【キャンセル】 | スクリプトを中止します。変更した設定は保存されずに破棄されます。 |
【適用】 | 変更した設定を保存します。 |
【初期化】 | 変更した設定をすべて初期値に戻します。 |